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  • 執筆者の写真kurokiyuta

見知らぬ街からの手紙 パート1


こんにちは。先日のロック喫茶マキタさんとミッちゃんトコNEWアルバム『見知らぬ街から』レコ発ライブ、沢山の方にご来場いただきました。そして沢山の方にCDをお買い上げいただきました。本当にありがとうございます。

是非楽しんで聴いていただけたら嬉しいです。


14日(日)からはサブスク・ダウンロード配信も始まりました。普段からPC、スマホで音楽を聴く方、CDを買おうか迷ってる方など是非こちらの配信サービスで聴いていただけたらなと思います。そしてもしよかったらCD買ってくださいね♪


さてCDと言いますと大手から発売されているものでは大抵ブックレットにライナーノーツというものが書かれていたりするわけですが、僕なんかは歌詞とクレジットを載せるだけで精一杯な部分もありこちらのブログで制作話や楽曲解説などをゆっくり書いていけたらなと思っています。


アルバム制作に至った経緯なのですが、お話は7年前まで遡ります。

つまり2014年(特別な年だった)僕はエレクトリックサウンドを前面に出したシングルCD『ELECTRIC BLUES』を発売しました。

この作品はプロデュース&アートワークを担当してくれたhima://KAWAGOE の協力も得て大変ご好評いただいて、一気に僕を静岡では知られたミュージシャンに押し上げてくれただけでなく県外にも僕の名前を届けてくれました。テレビやラジオの経験が増えていったのもこの頃です。

今でも僕はこの作品のおかげで活動してる部分はあるのかもしれません。

ただこの作品は普段の僕の弾き語り活動とは雰囲気の違うものになっているので、発売後の活動をどういう方向で行くべきか迷ったというのも正直に言うとあります。

それどころか無理にこの作品に自分を近づけようとしてしまったこともありました。

この作品はこの作品で完結してるのです。だからこそ永遠の輝きを放っている。

ということにもっと早く気づくべきだったのかもしれません。


そうした迷いもある中でしたから一度これまでの活動に区切りをつけて自分らしさを追求した音源を作ろう、そういう想いで前作よりはアコースティック感のあるバンドサウンドで一人で音源制作を始めました。すべて一人でやっていた、また途中で新曲ができたことなどもありだいぶ時間がかかり約2年費やして音源を作りました。

それが2018年発表の『さよならCountryBoy』です。

このアルバムは前半6曲が宅録音源、後半3曲がライブ音源という面白いアルバムになったと思います。制作中はライブを減らして作っていましたから休む時間もそれなりはあってよい休憩期間を得ることができたのかもしれません。


ただこのアルバムでは自分らしさの追求はありつつも自分はどうしたら多くの人から受け入れられているアーティストに近づけるかという考えも強く持ちながらの制作になりました。

僕は誰かに聴いてもらうために音楽を作っていますからそういう考えを持って制作をすることは良い経験でしたし、必要なことでした。でも結果的にはその考えが自分を抑えてしまった部分はあり、自分の活動を前進させていくにはどうしても控えめな作品になってしまったのではないかと思います。

でもこのアルバムは気に入っています。2017年~18年ころの大人しめな自分、そのころのライブや日々の生活を思い出させてくれる忘れられない一枚です。


しばらくはこの2枚の音源を持って活動を続け沢山のライブをやらせていただきましたし東京での初ワンマンも開催することができました。

でもどうしても音源の面ではまだどこか物足りなさ、何か決定的なものにかけているというモヤモヤした気持ちを持ったままでした。

自分の音楽活動は確かに止まってはいない、でも前進してもいないという苦しさが活動を続けていくほどにだんだんと増していきました。

だからまた新しい音源を作ろうとぼんやり思い始め、

いくつかは曲も出来ていたのでもっと書きたまったら制作を始めようと考えていました。


そうして考えていくうちにふと自分が昔作ってライブでも歌っているいくつかの曲たちを音源化して販売してないことに気が付きました(過去にCD-Rでの発売はしました。現在廃盤)。

新曲にこだわらずまずは自分のこれまでの曲たちをちゃんと綺麗な音で自分らしい演奏で残してあげよう。そう考えるようになりました。


自分らしい演奏とはなんだろう。10年以上弾き語りで歌ってきた僕にとってそれはやはり弾き語りなのではないか。そう思ったというより自然とそんな風に気持ちが動いていったという感覚だったかもしれません。

それに弾き語りで活動してるのならやはり弾き語り音源を持っているべきなのだというふうにも思いました。


そうして僕は昔の曲と新しい曲を合わせた自選ベスト盤的弾き語りアルバムの制作を決めたのでした。


続く


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