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真夜中の流れ者
イメージに縛り付けられた無限の可能性が
今夜月の光の誘いを受けて窓の外へ溢れ出す
さまようことにつかれた昔の旅人の幽霊が
僕のドアをそっと叩いて言った「なかにいれてくれないか?」
風は音のように流れ黒い葉っぱは揺れていた
昔ながらの新しい歌が聞こえてくるようだ
断る理由がどこにある今夜はうんと楽しもう
僕の湿った布団は突如として色鮮やかに輝く
この珍しい客を招き入れる僕は我を忘れる
あなたが耳元でささやいたとき恍惚が
僕の全神経に溶けてゆく
風は音のように流れ黒い葉っぱは揺れていた
昔ながらの新しい歌が聞こえてくるようだ
永遠の旅を続けるものよどうかできるだけ長く居てほしい
昔ながらの新しい歌を
僕に歌ってくれないか?
ララララ…
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